たったひとつのぬくもり・・・         それが貴方でした。。。
 ことみは何気に

 携帯をみた・・・


 『うわ・・・・・

  何コレ??

  レイナや店から何十件と

  着信とメールが・・・』

  『皆・・・・

   心配かけてごめんね・・・』

 ことみは苦しくなって

  一人で泣いた・・・

 泣いても・・・

   泣いても・・・


 ことみは楽にはなれなかった・・・


 夜になるとことみは

 仕事に行く準備をはじめ・・・

 気持ちを切り替え

 タヌキさんの待つ

 お店へとタクシーで

 行った・・・。


 『こんばんわ~タヌキさん!!』

 『おうって・・・

  ことみ顔色すごい悪いで・・・』

 『疲れたまってんな・・・

   大丈夫か??』


 『はい!!

   大丈夫です・・・』

 ≪ほんとは

   立ってるのもやっとだった・・・≫


 ダメだクラクラする・・・


 ≪やばいな・・・私・・・≫

 ことみは心の中で

 ≪頑張れ・・・頑張れ・・・≫

 と何度も・・・

   何度もつぶやいた・・・。


 タヌキさんが

 『この前の話・・・

   少しは考えてくれてるか?』

 『はい・・・

  もう少し・・・

  時間を下さい・・・

  すいません・・・・』

 『いい返事

  期待してんで!!

  なっことみ~』

 『はい・・・・・』
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