たったひとつのぬくもり・・・         それが貴方でした。。。

  心配したタヌキさんは

  外にでてきた・・・


 タヌキさんの目に

  飛び込んできたのは


 真っ青な顔して

   泣き崩れている

 ことみの姿だった・・・


 『おいっ・・

   ことみ大丈夫か?』

 『どうした?・・・』

 『すいません・・・

   何か分からなくなってしまって

  すいません・・・

   お客様の前で・・・

  私・・・失格ですね・・・』

 
  『お前はプロだよ・・・

   俺は待ってるからな!!』

 
 『すいません・・』

 ことみは涙を必死にこらえた。


 タヌキさんは

 『すぐタクシー呼ぶから

   待っとけよ・・・』


 『すいません・・・』


 すぐにタクシーがきた・・・


 『ゆっくり体を

    休めてまた一緒に

  飲もうな!!ことみ』


 『はい・・・タヌキさん・・・


   ありがとうございます・・・』

 
  バタンッ・・・・・


 タクシーが走り出す。

 『すいません・・・・まで』


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