たったひとつのぬくもり・・・         それが貴方でした。。。
 『・・・・・・・・・』


 『お客さん・・・

    お客さん・・・』


  ハッ・・・

 ことみはいつの間にか

  眠っていたのだった・・・


 『あっ・・すいません・・

  おいくらですか??』

 『1580円になります

   領収書発行しますか?』

 『いいえ・・・結構です。

  はい・・おつりはいいです』

 『ありがとうございます』


  バタンッ・・・・


 ≪疲れた・・・・・≫


 ことみは家に入るなり

 ベットに倒れこみそのまま

 眠りについた。


  ♪♪♪♪♪♪


 携帯音が鳴り響く


 『ん~・・・誰?』

 ことみは時計を見る・・・


 『もうこんな時間・・・』

 
 『はい・・・もしもし?』

 『ことみ・・・・私レイナ

  今日お店休んだやん・・・

   心配で・・・』


 『ママに聞いたら

   とうぶん休むって聞いて・・


    大丈夫?』


 『うん・・・大丈夫だから・・

  ごめん・・・仕事休んでる間は

  何もかも忘れたいの・・・

  だから店出るまでは。。。


  連絡しないで欲しい・・・』

 『何よ・・・それ・・・

  心配してるのに・・・

  たくまくんかって凄い

  心配して。

   毎日電話してきて

  ことみ・・・ことみって・・・


  馬鹿みたいやわ・・・・』

 と怒ってレイナは電話を切った。
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