たったひとつのぬくもり・・・         それが貴方でした。。。
 

 ことみはゆうじの温かさが

     身にしみて分かった。


 『ママに・・・・・・


  お客さんに頼まれて・・・

  愛人になれと・・・


  私・・・わたしは・・・

  そんな事の為に

   頑張ってきたわけじゃない・・・


 私は・・・・16から必死に頑張ってきた。


 来る日も・・

  来る日も・・・


  なのに・・・

  私のプライドが

    ズタズタに引き裂かれてしまった』


  『どんどん・・・

    バランスがとれなくなり


   薬の量も増えて・・・

  何を自分でしてるのか分からなくて・・・』


 『そんな中・・・

   たくまくんに逢って・・・

  まだ恋愛できる自分がいて・・・


  でもこんな形で終わってしまって・・・


   情けなくて・・・

    惨めで・・・


   笑っちゃうでしょ?』

 
    ははっはははは・・・・


  ことみはゆうじの胸で泣き崩れた。
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