たったひとつのぬくもり・・・         それが貴方でした。。。

 ゆうじ・・・

 ≪ありがとう・・・≫

 ことみは心で何度も何度も

 思った。


 『ことみ・・・・』

 『はい・・・』

 『お前・・・

  顔ぶさいくな・・・』


 『なによ~・・・

  イジワル・・・』


 ゆうじはことみに

 いつでも笑って欲しかった・・・


 
『帰るか・・・』


 『・・・・・・・・・・』


 『どうした?』

 『帰りたくない・・・』


 『ことみ・・・・?』


 『ゆうじ・・・

   帰りたくないよ・・・・


  ゆうじ・・・』


 ことみはじっと

  ゆうじの顔を見つめた・・・



 ゆうじは押し殺していた

  自分の気持が抑え切れなく

 なるのが怖くなり・・・

  車からおりた・・・


 ≪抱きしめてやりたい・・・

   もともっと愛してやりたい・・・

  幸せにしたい・・・

  でもことみが俺に求めてるのは

 親友として・・・

  この関係を壊すわけにはいかない≫

 そうゆうじは心で思っていた・・・
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