たったひとつのぬくもり・・・         それが貴方でした。。。
  レイナが

  『何よそれ・・・

    なんなんよ・・・

   今さら・・・

    バカにしてんの?

  軽い女と思ってたん・・・

  誰かれ構わず

   こんな事してると・・・


  ふ・・・

    ふざけんな~~っ』

  レイナは叫んだ。



 『イライラ・・・

    ムカムカ・・・


  そういうのが恋っていうの違うの?


  たくまくん・・・


  今まで本気で人を好きになった事

   ないでしょ・・・。

  今まで本気と思ってたのは

   きっと違ったんだよ・・・』


 『でも・・・・

   もう後戻りはできないよ・・・』

 『私とこんな関係にまでなって・・・

    付き合わないなんて言わせない。

  絶対に離れてなんかあげない。』


 たくまは

 『俺は・・・
  
  今まではどんな事しても

  気に入った女は彼氏がいようが

  奪い取っては捨ててきた・・・

  好きなだけセックスして

  女に貢いでもらって・・・

  これでもかって遊んできた・・・』


  『だから・・・何?』

 
  『俺は・・・レイナちゃんを

   傷つける事しか出来ない・・・

   幸せにはしてあげられない・・・

   好きになってあげられない・・・


   ごめん・・・・』


 レイナは泣き叫びながら


   『それでもいい・・・

    好きにならなくても

    側にいてくれるだけでいい・・・

    だからお願い・・・


    お願い・・・・・』

  レイナは地面に座り込み

    泣きじゃくった・・・。
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