たったひとつのぬくもり・・・         それが貴方でした。。。
  この日・・・

   レイナ・・・

    ことみ・・・

  たくまは眠る事が出来なかった・・・

  ― ことみは一人一日考えた ―

  
 ことみはある決心をした。


 そう・・・・

 この日のことみはいつもと違った。



 夕暮れ・・・

 一人お店へと向かう。

 
   キィ~・・・


 ≪久々のお店・・・

    緊張する・・・≫


 『おはようございます・・・


   ママ・・・


  長い間お休みしてすいません。


  今日からまた・・・

  よろしくお願いします』

      と頭を下げた・・・。


 ママはニコニコして


 『もう体は大丈夫?

   ゆっくり休めた?』

 『はい・・・

   大丈夫です。』


 『ことみ。

   タヌキさんの事どうするか

  考えてきたの??』


  『はい。』


  『ママ・・・

    私は16の時からここで

   頑張ってきました。

   ママには凄くお世話に

    なりっぱなしで・・・


   でも・・・私はまだまだ

    ここで勉強したい事が

      山ほどあります。


   だから・・・

    旅立つには早いと

     考えました・・・』


  『ママ・・・

   これから私・・・

   タヌキさんの所に行って

   断ってきます・・・』

  
  『後悔しないね・・・』


  『はい!!』


  ことみは何もかも一から

  始めることを・・・

  強く・・・

   強く・・・

  決心したのだった。


  『でわ・・・

    いってきます』


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