たったひとつのぬくもり・・・         それが貴方でした。。。
  キィ~っ・・・


 とことこ歩きながら

 ことみは考えていた。


 ≪そう・・・

   私にはまだ早すぎる≫


 ≪もう少し大人になったら

   チャンスはまだ絶対ある・・・≫



 タヌキさんのお得意様の

        店に着いた。


  カラン・・・

     カラン・・・


 『いらっしゃいませ~』

   と大勢の女の子・・・・

  ≪圧倒されるな・・・≫


 でも・・・・決めたんだ・・・


 『すいません。

   待ち合わせなんですが・・・』


 『ことみ・・・

   こっち・・こっち・・・』


  とタヌキさんが手を振る・・・

 ≪さ~覚悟を決めるのよ・・・≫


 『おはようございます・・・

   お疲れ様です。』


 タヌキさんは凄くニコニコ

   上機嫌だった・・・。


  『いい返事聞かせてくれるか?』

 ≪やばい・・・

   緊張してきた・・・≫


 『すいません・・・

    この間はいろいろ

  迷惑お掛けして・・・

  本当にすいませんでした。

 あれから5日・・・

   ゆっくりお休みいただき

  真剣に考えて答えを出しました。』
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