たったひとつのぬくもり・・・         それが貴方でした。。。
 3時間ぐらい飲んだ後・・・


 初めて行ったあの場所に

 3人で行った。


 夜空を見ながらしゃべった。


 そしてことみは思った。


 ≪これで最後にしようと・・・≫


 なぜならことみには彼がいた。

 出逢ってはいけない人と

 出逢ってしまった・・・


 後悔しないように・・・

 今なら大丈夫と自分に

 言い聞かせていた。


 たくまが

 『今日はことみちゃん大人しいね?

   前と全然違うね?』


 ことみは

  『そんな事ないよ~!!

    眠たくなっただけよ』っと


 寝たフリをしていた・・・。


 レイナはたくまを自分のものに

 したくてしゃべりまくっていた・・・


 ことみは

 『レイナが気に入ってるし

  彼氏もいてない・・・

 これでいいんだと・・・』


 でも・・・・


     でも・・・・




 でもくやしくて・・・

   悲しくて・・・

 運命って・・・

   思ったのに・・・

 初めての一目惚れ・・・
 
   でも・・・

     でも・・・

 ことみは

 『たくまくん・・・

   ごめんね!!

 携帯レイなの教えて・・・』


 たくまは


 『いいよ!!

   今日は交換しような!!』

 笑顔で許してくれた。


 ことみの心は手遅れだった・・・



 はじめのあの時

  あの場所で

 出逢うべくして

  出逢ってしまった・・・


 無理だ・・・


 諦めきれない・・・

  忘れられない・・・

 

 でも・・・

   でも・・・

 
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