たったひとつのぬくもり・・・         それが貴方でした。。。
 心の中に別の人が・・・

 だからことみは大ちゃんに

 嫌われるように

 嫌って欲しくてあんな事・・・


 自分だけが悪くなるように・・・』


 『だから・・・

   だからね・・・

 間違ってたらごめんね』



 ― そうレイナの言う通りだった。―


 ことみはたくまを好きにたった

       自分が許せなく・・・

 大ちゃんを裏切っていく自分が

   どんどん嫌いになっていった・・・



 どうしたらいいのか・・・


 そう自分の心と格闘していた


 でもレイナもたくまを・・・


 嘘はつけないとことみは思った・・・



 ことみはレイナに

 『うん・・・。

  ごめんね・・・。


 私はあの時、あのギャップに驚かされ

 少年みたいな無邪気なあの笑顔に

 私の心に忘れられない衝動がはしった。』


 『忘れようとしようとするほど

    どんどん好きになっていって・・・


 もう後戻りができなくなって

    やけになってしまった・・・』


 レイナは

 『やっぱりそっか~・・・

     ことみらしいね・・・』

 『そんなことみだから
   
  私は友達でいられるんだよ・・・』

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