たったひとつのぬくもり・・・         それが貴方でした。。。

 レイナは

 『私・・・今一人なんだけど?

  たくまくんは少し黙って・・・

  
 『うん・・・そうなんだ。

   ごめん。ほんま疲れてるから』

 

 『ううん・・・

   疲れてるんなら

      仕方ないよね・・・』


 『でも・・・

   電話で話だけならいいかな?』

 たくまは

 『・・・少しならいいよ』


 レイナは嬉しくて

  いろいろ喋っては

    質問ばかりしたの』


 そうして一番気になる事を聞いたの・・・



 『たくまくんは好きな子いるの?』


 たくまくんは沈黙の中

 『・・・・・・


  気になる子はいてるよ・・・』



 って言ったの・・・。



 『それって・・・

   私かも知れないし・・・

  違う子かも知れないし・・・』


 怖くて聞けなかった・・・。


 あまりの沈黙に・・・


 私はごめんって言って

 電話を勝手に切ってしまって・・・


 どうしようかと考えてて・・・

 もうたくまくんに

  電話できなくなるのが・・・


 レイナ

 『お願いことみ・・・

  ことみからかけなおして

  謝ってくれない・・・


  お願い・・・・・』



 って電話の向こうで

   泣きじゃくっていた。
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