たったひとつのぬくもり・・・         それが貴方でした。。。

 30分後・・・

 レイナはまだ鼻をグシュグシュ

 言わせながら待っていた。


 レイナが近づいてきて・・・


 「ことみごめんね・・・

   せっかく楽しく飲んでいたのに・・・」


 ことみは笑いながら

  「かまんよ~

    デ―トの最中じゃないんだしね」

 さて電話しますかっ・・・


 レイナの携帯で

  たくまくんに電話した。



 トュルルルルルー

     トュルルルルルー

 トュルルルルルー

     トュルルルルルー??


 でないよ・・・


 もう一回・・・

 トュルルルルルー トュルルルルルー

 トュルルルルルー トュル・・・


 出た・・・

 うあ~緊張すんな~・・・



 「もしもし・・・?」


 あれっやばいかも・・・


 ことみは


  「もしもし・・・

   ごめんなさい・・・


   こんな時間に・・・


        あの・・・」


  「ことみですけど。」


 たくまは

 「え~っつ・・・・・

   びっくりした~・・・」


  「マジ・・・ことみちゃん?」


  「めっちゃ久しぶり~って・・・


   これってレイナちゃんの携帯・・・


   だよね・・・?」


 「・・・・・・・・・・・」

 ことみは重たい空気の中・・・



 「あのね・・・今日レイナと

   電話してたでしょ・・・

  それで急にレイナが電話切ったこと


  凄く気になって謝ろうと思って

  何度も掛けなおそうと思ったんだけど


  怖くて出来なかっただって・・・」


  「それでね。。。

   謝りたいんだって」

  「聞いてあげてくれるかな・・・

   寝てたのにごめんね・・・」


 たくまは


  「うん。。。いいよ

    代わって・・・」  
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