たったひとつのぬくもり・・・         それが貴方でした。。。
  レイナは

  今にも泣き出しそうな声で


 「もしもし・・・

  さっきは電話切ってごめんなさい」

 「なんか自分で聞いたのに・・・

   ビックリして・・・

  ほんまにごめんね・・・」


 「嫌いにならないで・・・・」

 泣きながら言った。


 たくまは

 「そんなの気にしてないし

  また皆で遊びに行こうな!!」

 「俺、明日仕事やから・・・

  また暇あったら電話してきてナ」

  「もう寝るわ・・・

    ことみちゃんにも

  言っといてな・・・

   気にしないでいいよって」



 レイナは

 「うん。。。

  代わらないでいい?」

 たくまは

 「いいよ~んじゃ・・・」

 「おやすみ~」って言って

 電話を切った。


 レイナは泣きながら


 「よかった~・・・

 これも全部ことみのおかげだよ・・・


 ほんまに・・・ほんまに

     ありがとう~・・・」



 ことみは

 「うん!感謝してよ~」

 「今度の飲み代。。

   レイナ持ちね!!」

 「ほんじゃ~私も帰るね~」


 「バイバイ~」

 レイナも


 「バイバイ~」


 と家に帰った・・・。


 だけどことみは


 寝付けなかった・・・。


 たくまくんの声を

 久しぶりに聞いたからだった・・・。
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