たったひとつのぬくもり・・・         それが貴方でした。。。
 ママが

 「お疲れ様~

  今日はもう上がっていいよ~」

 「ことみだけちょっと残って・・・」


 えっ・・・私だけ??

 レイナは

 「じゃ~私・・・

   先に行ってるね!!」

 と言ってしまった・・・。


 ママが

 「ことみ・・・

  タヌキさんがね・・・

 ことみを引き抜きたいって。

 後ね・・・

 言いにくいんだけど・・・

 その・・・


  ・・・・・にしたいって」


 ことみは

 びっくりして・・・

 ≪・・・・・ナニ・・・≫


 「ママ??

  何言ってるんですか?」

 「何て言ったの?いま・・・??」

 ママは


  「ん~・・・

   だからね・・・・・

    女に・・・女にしたいって」

 ことみは

 「引き抜きの事は聞きました。

  でも女って・・・

   囲うってことでしょう?」

  「冗談きついですね・・・

   はっはははは・・・」

 ≪何いってるの?・・・

   マジ・・・やばいって・・・≫


 「お断りします」

 「私は仕事にプライドを持って

  やってきました。」

 「そんな風になる為に

    やってきたんじゃない」


  「ママの顔つぶして

    すいません」

  「でも・・・

    できません・・・

   勘弁してください・・・」

 ことみは大粒の涙を

   ボロボロ・・・

    ボロボロ・・・


 流しながら謝った。

 
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