たったひとつのぬくもり・・・         それが貴方でした。。。

 ガラガラがラッ~

 ・・・・・・・・・・・


 ことみの瞳に飛び込んだのは

 たくまくんとレイナが

 抱き合い・・・

 キスをしている所だった・・・


 たくまは動揺を隠し・・・

 とっさにレイナと離れた。


 ことみは一瞬にして・・・

 涙が溢れ出し・・・

 「ごめん・・・」と

 言い残し・・・


   バタバタバタッ・・・・


 「お・・・・おいっ

   ことみ・・・・こと・・・」


 バタンっ・・・

    バタバタバタバタ・・・


 「う~・・・・ヒック・・・

   ヒック・・・ う~・・」

 ことみは隠れた所で

  声を押し殺して

   泣いていた・・・

 

 遠くで声が聞こえる・・・

 「お~い・・・


   お~い・・・ことみ~


 いてるんやろ~誰もいてないから

  出て来い・・・

 一人で頑張るなっていったやろが・・・


 バカタレ~・・・

    お~・・・・」


 「み~っけ!!

   でっかいお尻が見えてるよ~」
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