たったひとつのぬくもり・・・         それが貴方でした。。。
 ことみは

 「うるさい・・・」

 と泣きながら歩いた・・・


 「おい・・おいっ・・・

  どうしたんな?」

 ことみは立ち止まり・・・

 ゆうじをボカボカ殴りながら

 わんわん泣いた・・・

 声が枯れるほど叫んだ・・

 「ヒック・・・

   ヒック・・・・

  うっ・・・」


 みるみるうちにことみの顔が

 真っ青になっていく・・


 「ことみ・・・

   おい・・・

  ことみ・・・」

 ≪どんどんゆうじの声がかすれて

   いくのが分かった・・・≫


 バタバタバタバタ・・・


 バタンッ・・・

 ゆうじが叫んだ・・・

 『きゅ・・・救急車・・

  早く・・救急車よべ~~~~』

 『ことみが・・・

   ことみが倒れた・・・』

 

  ガタガタガタッ・・・・


 『ことみは?

  ほんまなん倒れたって?

  どこよ・・・ことみは・・

  どこ~~~・・・』

 レイナが泣き叫んだ・・

   ワ~・・・

     ワ~・・・

 『ことみは外だ・・・

   誰かコ-トとれ・・・』

 ゆうじはコ-トを持って

  外へは足って行った・・・



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