たったひとつのぬくもり・・・         それが貴方でした。。。
やすらぎ・・・
  ― やすらぎ ―

 

 5時間ぐらいたった・・・


 ことみ・・・・


 『ん~・・・・』


 『どこ?・・・ここは?・・・』


 『ん・・・・

   ゆうじ・・・??』

 シャーーーっと

   カーテンが開く・・・


  『まぶし・・・・』

 看護婦さんだ

 『どうですか?

   具合が悪い所ありませんか?』

 『あ・・・あの・・

  私・・・・?どうして・・・』


 『昨日倒れられて

   救急車で運ばれてきたのよ』

 『もっと自分の体を

   大事にしなさい・・・

  友達が心配してたわよ』


  『・・・・・・・』


 『あ・・・この方

  さっきまでずっと起きて

  あなたの手を

   握っていてくれたんですよ』

 『大事に思われてるんですね!!』

 
 『もうしばらく休憩したら

   帰ってもいいですよ』

 

 ことみは悲しくて

   瞳に涙があふれた・・・


  ・・・・・ありがとう・・・


 そっとゆうじの頭をなでた・・・
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