終夜よすがら〜大好きな人を一晩中想う〜
今日も私は
乙稀のところにいる。
車イスの乙稀と
渡り廊下から外を見ていた。
「 東京には
白い空しかないんだぁ! 」
私は乙稀の目線と同じにして空をみた。
「 あんまり気にしなかったけど、
東京は白い空なんだね。 」
「 まあ、東京には白い空しかないけどさ、
オレの隣には
いつも明るい空奈がいるから許してやるかぁ。 」
東京にも
いつか
きれいな青い空が戻ってくるといいなぁ。
白い空の下
歩けるようになった乙稀と手をつないで歩いている。
白い空
私たちが出会えた空に
ありがとう。
end
乙稀のところにいる。
車イスの乙稀と
渡り廊下から外を見ていた。
「 東京には
白い空しかないんだぁ! 」
私は乙稀の目線と同じにして空をみた。
「 あんまり気にしなかったけど、
東京は白い空なんだね。 」
「 まあ、東京には白い空しかないけどさ、
オレの隣には
いつも明るい空奈がいるから許してやるかぁ。 」
東京にも
いつか
きれいな青い空が戻ってくるといいなぁ。
白い空の下
歩けるようになった乙稀と手をつないで歩いている。
白い空
私たちが出会えた空に
ありがとう。
end