終夜よすがら〜大好きな人を一晩中想う〜
「 お待たせ! 」


校門前にいる2人に
涼舞が話しかけた。


里瀬ちゃんと会話するのは初めてで、
まあ…
それはそれで緊張しちゃうけど
そこは同性。
すぐに打ち解けてしまった。



「 麻倫ちゃんさ、
涼舞くん以外で
気になる男子いる? 」


私はビックリした。
心の中を覗かれた気分だった。


「 うーん、
気になる男子かぁ。
まあ、いるけどね。
里瀬ちゃんは? 」


「 もちろんいるよ!
期限付でつきあってみたいくらいに。
でね、
私のカンなんだけどね。
麻倫ちゃんって、
亜智好きでしょ?
わかるんだよねぇ…。
あっ!
でも、大丈夫だよ。
私、涼舞くんが好きだから。 」


「 えっ? 」


< 46 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop