終夜よすがら〜大好きな人を一晩中想う〜
久しぶりに宏貴に会えたのに、
その突然な言葉から会話が止まってしまった。


「 美々…
キレイな星空だよ。 」


外を指差して笑った。


暑い夜
車の中から
キレイな星空を二人で見ていた。


「 宏貴…ごめんね。
かわいくないこと言っちゃった。
誘ってくれて嬉しかったのに。 」


こんなにキレイな星空を
私にプレゼントしてくれたんだもん。

それなのに
かわいくない言葉
態度をしてしまったことに反省していると


「 美々、どうした?
気分でも悪いのか? 」


はぁ…?
私たちって付き合ってるんだよね?

こんなふうに
たまに会話になってない時があるんだよね。


「 気分悪くないけどね。 」


こんなキレイな星空なのに、
私は切なくタメイキをついてしまった。
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