終夜よすがら〜大好きな人を一晩中想う〜
手紙をポストに落とした。



そして、
姿を消した。






一ヶ月以上
携帯に触れてなかった。



自分という人間が
まだ存在していたら
電源を入れようと思っていたから。



かなりのメールの中に
大切な人からのメールが一つだけあった。



[ 守れない約束は、させないよ。 ]





もう

私…

約束なんて…





あなた以外としないことにした。






「 なぁ…
愛してるからな。 」



病室の窓から
大切な人からの声が届いた。




「 約束は守るためにあるんだよね! 」




end
< 79 / 120 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop