終夜よすがら〜大好きな人を一晩中想う〜

毎日会いたくて

たまらずに会いたくて

自分の気持ちをガマンできなかった
子供すぎた私。


大好きだから

とにかく大好きだから

大好きな優飛さんに
ずっと大好きって想われたくて

相手の都合も考えないで
優飛さんのことを
ふと想った時にメールして
留守電にメッセージ入れていた。



[ 雛って心配性なんだね。
大丈夫だよ。
オレは、
ずっと雛を大好きだよ。 ]



そんなメールが毎日届いていて

それが当たり前になっていて

もっと
もっと
もっと…になっていた。

もう完全に
心が麻痺していたんだね。


優飛さんへの気持ちは
出会った時よりも
もっともっと大好きになっているから

私がどんだけワガママ炸裂しても

いつも…

[ 雛…大好きだよ。 ]

って言ってくれる!

絶対に…。



「 優飛さん
出会って2年、
記念日デートしようよ。 」



留守電にメッセージ入れたら



[ ごめん、
オレ、もうムリ。 ]



即メールが返ってきて

私もすぐ電話をしたけど
出てもらえなかった。


こんなに
こんなに
大好きなのに


それを
毎日
毎日伝えていただけなのに…


ごめんって何?

ムリって何?

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