six Year.
私に見方が居なくなった所で
さっき、お母さんが連れて行かれたように
私も佐藤せんせーに奥の方に
連れて行かれた
「なんですか?」
「まだ帰りたいなんて思ってる?」
「うん」
「入院したくない?」
「うん」
「怖い?」
「別に?」
とはいったものの
本当は怖いんだよ…
入院なんて、した事ないし
注射とか点滴とか
やられるでしょー?
今までずっとやられるの見てた
けど…
痛そーだし。
「もー、ぢゃあ分かった!」
「何?どうした急に…」
「点滴とか注射とかしないなら
入院する」
「…」
「?」
「珂南ちゃんバカでしょー」
え?
自分なりに最高の決定だよ?
「ただ注射と点滴が怖いだけって…」
「わるいですか?」
「いや、別にわるくないけど夢は夢!」
「無理なんですか?」
「ぢゃあ、必要最低限でどう?」
「まぁ、それなら…」
「よし、決定〜」
と言ってから
私の手を引いて診察室に
戻っていった