six Year.








「終わった〜?」




佐藤せんせーだった




「せんせー!、私ご飯ちゃんと食べますから」







「食べたって、身体に吸収されないと意味ないの〜」







「ほら、先生も珂南ちゃん押さえて!!」


せんせーは私の腕を
"がっ"て掴んできた







「いや、やややや…」







「ぢゃあ押さえないから…
動くなよ?」







「やだ」








「やだぢゃないの、やだやだ言ってると2週間で終わる入院が
1ヶ月とか2ヶ月になっていくんだよ?学校にも行けなくなるし
それでもいいの?いいんだら全然いいけどいやでしょ?」






「いや…」






「ぢゃあ大人しくやってもらえ
ってもう終わってるけどな…笑」






「え?」




本当だ…

針が刺さってる…







「佐藤先生の必殺技出たね」






「咲ちゃん、必殺技?」






「そ、ここの病棟の看護師さんや先生はみんな仲良しだから」






「うん」







「いつも作戦を練ってくるの
ちなみに今のは佐藤先生が本気で怒ってるふりをして、珂南ちゃんの気が先生に行ってるうちに
夏織さんがやるってやつ」






「すごーい」







「感心してる場合ぢゃないけど」






「俺も、全部が全部演技ってわけぢゃなかったけどな、本当の事だし…」






「はぁーい…」








「まぁ、終わってよかったな」







「うん」







「ぢゃあ俺は戻りますねー」




「あっ私もー」







と言って佐藤せんせーと夏織ちゃんは出ていった









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