six Year.
「恋バナ?」
「そう、わたしの恋愛論を
ずっと話してた」
「へー聞きたかったな〜」
「本当はどうでもいいと思ってるくせに…」
「思ってないから…
…あ今日、作戦会議しようか」
「誰の?何の?」
「咲ちゃんの先輩の」
「覚えててくれたの?」
「当たり前ぢゃん
回診おわったらホール行こ」
「ホール?」
「うん、あのホールね、勉強スペースもあるんだよ」
「へー、わたしより珂南ちゃんの方がホール使ってるもんね」
「まあね…」
「ぢゃあ、わたしの作戦会議が終わったら珂南ちゃんのやろ?」
「わたしの何?」
「佐藤せんせーに思いを伝える方法♪」
「いいよ、わたしなんか」
「そんな、謙遜しなくていいからね♪」
「わかった、ぢゃあ咲ちゃんのが早く終わったらね?」
「うん、楽しみ〜」
そんな話で
咲ちゃんと盛り上がったら
トントン、と
ドアを叩くおとがした