Love of space 1
始業式も終り俺は藍葉に言われた通りに調理室へ行った。
しばらくすると
「『こんにちわぁー』」
と、元気な声とともに藍葉と大和がやってきた。
『で、なんだよ?話って…?』
藍葉は偉そうに腕を組む。
「先生さ、ある噂が流れてるんだけど…
知ってる??」
まさか…あの話か??
『いや。知らない。』
あえて知らないフリ。
「先生のマンションへ
女の人と先生が仲良さそうに入って行った。
って、言う根も葉もあるかも知れない噂なんだけど…?」
なんで”仲良さそうに”って言う単語がプラスされているんだ??
『で、それがどうしたんだ??』
俺はあたかも本当かのような反応をしてみせる。
藍葉と大和の反応が気になるからな。
『おい、秋平先生。
まさか…本当じゃねぇよな??』
キタ……………
もうちょっと楽しんでも罰は当たらないよな??