Love of space 1
『さぁ~?どうだろうな。』
今にも吹き出しそうで笑いを堪えるのに精一杯だった。
「『マジなの?!?!?!』」
驚いた2人の声はみごとハモった。
やっぱり…おもしれぇ。
『お前らは俺がそんなことするように見えるか??』
俺はちょっと真剣な顔をする。
「『見える!!!!』」
またもハモった藍葉と大和の声。
そんなことでハモるなよ…。
『ヒドイな、2人して。
そんな噂を信じるとは………。』
俺ははぁ~とわざと大きな溜め息をつく。
「だって先生が否定しないから…。
ねぇ?大和……??」
大和はウンウンと頷く。
まあ…それは言えてるか。
『残念ながら俺、彼女いねぇし。
まっでも女が俺んちに入ったのはホント。』
安堵の顔をした2人はまた眼を丸くした。