Love of space 1
「先生ってホントに女心ってヤツを分かってないよ。
女なんて気まぐれの生き物なんだから…。
何が起こったって不思議じゃないの。」
はぁ~と大きな溜め息をつく藍葉。
なんだそれ…。
『まっ分ったよ。
気をつければいいんだろ?
気をつければ……。』
俺は適当に答える。
そのあと藍葉は部活があるから帰った。
『大和は帰らないの??』
俺は誰も入ってこらないように鍵を閉める。
『ちょっとさっきの話聞かせてよ。』
『さっきの話??』
首を傾げる俺。
『なんて言ったっけ…??
み、美希さん??
なんで別れたのか教えてよ。』
大和はなぜか真剣な顔つき。
俺は話を逸らすことができず仕方なしに話始めた。