Love of space 1
『俺はそのまま黙っておくことにした。
でな、この学校に就職が決まって久しぶりに美希に会った。
俺はもう別れ話をするつもりだったんだ。
でも美希がずっと話してて俺は言うチャンスを逃してた。
そのまま夜になった。
帰り道に俺はついに言ったんだ。
”お前は俺じゃない誰かと居たいんだろ?
別れてほしいだろ…??
ごめんな、構ってやれなくて。
じゃあな。”
って。
俺は美希に背を向けて家に帰ろうとしたんだ。
でも美希が
”イヤ!!!!!
別れたくない!!
秋平とずっとに居たいの!!
ごめんね…秋平。”
って叫んでるんだ。
でも俺はもう美希にそういう感情はないし、
それに裏切られたワケだし…。
全然やり直すつもりはなかった。
だから、俺はそのまま帰って行ったんだ。
これが俺と美希の終わりだった。』
ふぅ~と俺は息を吐きだした。
あんときは全然泣けなかったんだよな。
やっぱり好きじゃなかったからかな…??