Love of space 1
俺は近くにあった缶ビールを手に取った。
『おい、秋平!!
ちょっと、落ち着けって!!!!』
と、言う祐司の声や
「しゅーへい?!?!
何考えてるのよ??」
と、言う美希の声を無視する俺。
そしてビールを一気飲み。
涙を堪えてのビールを一気飲みと、いうのは
………結構キツイ。
途中で咽せそうになった。
けど俺は、やめなかった。
とにかく冷えたビールが喉に染みこむ、その感覚が気持ちよかった。
『大丈夫か?秋平??』
ビールを飲み終えた俺に声をかける祐司。
俺はコクンと頷いた。
でもちょっと頭がクラクラする。
うん、でも気のせいだよな。