Love of space 1
「どうして?!
どうして私じゃダメなの?!
代わりになんかなれなくてもいい。
お願いだから…お願いだから、
私と付き合ってよ…。
秋平が…大好きなのよ…。」
美希はそう言ってワンワンと泣き出した。
俺はイスに座ったままティッシュを差し出さした。
美希に近づいたら俺は抱きしめてしまう気がした。
いくら好きではないと言っても
1度は好意を寄せた女なんだ。
美希は俺の手を悲しそうに見つめる。
『お前は俺を裏切ったんだ。
それに今更、美希をそういう風には見れない。
…ごめんな、美希。』
俺はお前と友達でいたいんだ。
それ以上、俺に何かを求めるな。
お願いだから…やめてくれ。