Love of space 1
『はぁ~』
俺は家でペラペラと雑誌をめくりながら
ソファでゴロゴロして過ごす。
最近の俺の日課だ。
学校が終われば家へ真っ直ぐ帰る。
前なら零の家へ遊びに行ったりして
家でまったり過ごすなんてできなかった。
やっぱり彼女がいるといないとでは大きいな…。
そんなことを考えていると
【~♪~♪~】
着信音が鳴りだした。
携帯の液晶を見ると知らない番号から。
『もしもし??』
不審に思いながらも通話ボタンを押す。
向こうから声がする。
どっかで…聞いたことある声だな…。
『朝倉…秋平先輩ですか??』
そう言われて俺は思い出した。
この声の主を。