Love of space 1
『浩介、どう??
緊張した?』
職員室に戻ってきた浩介に喋りかける俺。
『ヤバイっすよ。
なんですか、あれ。
マジで半端ない感じですね…。』
浩介はそう言って溜め息をついた。
アハハ、俺も最初は緊張しまくったからな。
「朝倉先生??
もしかして、西城先生の知り合いですか??」
そこへやってきたのは
『水谷先生。』
『あっ、初めまして!!
西城浩介です!
未熟ですがよろしくお願いします!!』
浩介は水谷先生の姿を見ると急いであいさつをした。
「ちょっと朝倉先生。」
水谷先生は俺の腕を引き、浩介に聞こえないくらいの小さな声で
「もしかして、西城零のお兄さん??」
と、俺に聞いてきた。
俺はゆっくりと頷く。
「やっぱりですか……。」
水谷先生は苦笑い。
まあ、苦笑いもしたくなるよな…。