Love of space 1
『……俺のことどう思ってる??』
こんなこと聞くつもりなかったのに、口が勝手に動きやがった。
俺、相当バカじゃん…。
「わ…『ストップ!!』
口を開きかけた零を遮った俺。
やっぱり言っちゃダメだ。
卒業するまで俺は我慢しなくちゃいけない。
『それ以上言ったらもうダメなんだ…。
なんか…悪かったな。』
俺は零に背を向けてそう呟いた。
ダメだな、俺。
零といると狂ってしまう。
「じゃあ帰るね。」
『西城?』
まだ、零に言わなくちゃいけないことがあるんだ。
さっき、俺は間違ったこと言っちゃったからな。