Love of space 1
そのあと、藍葉が保健室に現れた。
すっかり藍葉の存在を忘れていた俺。
ま、言うまでもないがもちろん怒られた。
そのあとに
「言うこと言わないとね!」
と、意味の分からないことを言われアイツは帰って行った。
藍葉が帰ったあと、零が帰ろうとしたので制服を渡した。
そうするとなぜか零の顔が青ざめた。
俺が首を傾げていると恥ずかしそうにアイツは俯いてしまった。
零はじっと制服と自分の着ている服を見ている。
あ、そういうことか。
俺の勘が働いた。
『着替えさせた人でしょ?』
零は顔を上げた。
やっぱりか。
『俺がやったんだよ。』
と、ウソをつく俺。
零の反応が気になってわざとウソをついた。
案の定、顔を真っ赤にしている。
ふふふ…可愛いヤツめ。