Love of space 1
俺の隣に座っているコイツは相変わらず、可愛い。
零が夢を見つけたことを知っている俺。
なんで知ってるのかは簡単なこと。
だって俺、零のクラスの副担だし。
それに零は文集に将来の夢、書いてた。
そんなことも忘れて零は
「へ…?なんで知ってるの??」
と、とぼけやがった。
俺が溜め息混じりに
『文集に書いただろ?
それに俺、一応副担だしな。』
そう答えると
「そうじゃんねぇ~」
と、普通な反応。
零、前より鈍感になっちゃたのか?
あ、そんなことより俺聞きたいことがあるんだ。
『なんで”教師”になろうと思ったの?』
零の将来の夢は教師。
文集に書いてあったのを見て俺はビックリした。
まさか零が教師になりたいとは想像してなかったからな。
「…………だから!」
零は恥ずかしいのか前のほうを濁す。
『え?何?全然聞こえなかった。』
そんなことお構いなしに俺は追求する。
「先生見てたら”教師”って言う職業に魅力を感じて
先生みたいになりたいなって思ったから。」
言い終わると同時に赤くなる零の顔。
な、何言ってんだ…?
零、そんなこと言うと襲っちゃうぞ。