Love of space 1
『バカかお前は。』
我慢できなくなった俺は零を引き寄せた。
『なんでそういうこと言うの?』
なぜ零を引き寄せたのか。
1つは我慢できなくなって、って言うのがある。
だけど、本当は照れ隠し。
「ふふっ」
抱きしめられている零はなぜか笑った。
『なんで笑うんだよ??』
なんとなくバカにされているように思えて少し怒り口調になる。
「先生…可愛いなって思ってさ。」
『…………………………』
か、かわいい…??
そんなの初めて言われた。
ってかそんなこと言うなよ。
ヤバイだろ?
俺のドキドキが。
「せんせ??冗談だよ…?」
俺が怒っていると勘違いしたのか零の心配そうな声が聞こえた。
そういうときの声、俺結構好きなんだよ。
『ホントに零は…バカだよな。』
俺はそう言って零を離した。
ちゃんと、言う。
もう俺は我慢の限界だ。