Love of space 1
「謝らなくても。
それよりさっき出て行ったの西城零ですよね?」
水谷先生はイスに座る。
『あぁ……
多分…そうだと思いますよ。』
俺は窓の外を眺めていた。
「どうしたんですか?
なんか元気ないみたいですよ??」
『西城に
”先生が先生じゃなかったら良かったのに”
って言われちゃいまして…。』
はぁ~と俺は大きな溜め息をつく。
「それはキツイですね…。
でも、西城零…泣いているように見えましたけど??」
『え…?!マジですか?!?!』
俺は目を見開く。
「えぇ……
そう見えましたけど??」
『うわぁ……………』
俺は頭を抱え込む。
なんでだよ……
どうして泣くんだよ?
俺が先生だから??
お前が生徒だから…??
意味不明なんだよ……