Love of space 1
「え…今なんて…??」
西城は理解できてない様子。
こういうところはさすがだよな。
でもこいういうところも大好きなんだよな。
『何回でも言ってやるよ。
俺は…西城零が好きだ…
西城が、零が好きだ…』
俺は西城を解放して目をまっすぐに見つめる。
『お前の好きなヤツは?
俺が言ったんだからお前も言えよ??』
西城はコクンと頷き一言。
「先生が好きです…」
と、言った。
『あ…ごめん。
聞こえなかった…』
ニヤッと笑う俺。
ちょっとからかいたくなったんだよ。
嬉しすぎてな。
「せんせーの意地悪。
死んでも言わないんだから!!」
西城は頬を膨らませる。
『ははっ冗談だって!
そう怒るなよ…』
俺は人差し指で西城の頬の空気を抜いた。