Love of space 1
友情
『こらっ!あんまり見つめるな!
俺、そんなに格好いいか?』
今は週に1度の2年D組…西城のいるクラスの授業。
俺は見回りをするふりをして西城の隣に行く。
そして俺の顔をずっと見つめていた西城に言った。
そうすると
「うるさい!せんせーのば~か」
と、西城は言って黒板の字を写し始めた。
ヤバイ……。
幸せすぎるぞ…この感じ。
西城からも俺からも幸せオーラが溢れている。
清水はニヤニヤと笑っている。
こんなに幸せでいいのか??
生徒と教師の恋愛は辛いばっかりだって思ってた。
でも意外にも幸せで
ともに共有できる時間がたくさんある。
誰かにバレるかも…
と、いう不安もいいほうに考えると、
スリルとして楽しんでいる。
外でデートをすることができないのは辛い。
だけど調理室ですごす一時はどうしようもないくらいに楽しい。
そんな些細なことが今の俺の支えなんだ。