Love of space 1
「うん…おもしろいね…」
ある日の夜。
俺が電話をすると西城は元気のない声だった。
俺がどんなおもしろい話をしても
「あははっ……」
と、重たい笑い。
俺の勘がピーンと働く。
そして会話もほどほどにして俺は電話を切った。
そしてベットに座り込む。
多分…原因は藍葉だろうな…。
今日調理室に西城を向かえにきた藍葉。
いつも通り笑っているように見えた。
でも俺には何か重たいモノがあるように思えた。
それに今日は異常に部活が終わるのが早かった。
2人がいなくなったあと職員室に向かった俺。
そしてグラウンドに目をやると陸上部が練習をしていた。
練習熱心な藍葉が部活を早退した。と、いうことになる。
そしてそう思った瞬間イヤな感じがした。
で、西城の元気のない声…
まさか…西城と藍葉………?!?!