Love of space 1
「昨日…未来泣かせちゃった。」
と、前置きして話しはじめた西城…じゃなくて零。
これからは零って呼ぶ!!
ってこんな話じゃなくて…
「未来…許してくれないよ…」
泣きそうになりながらも話した零。
零の話は藍葉に俺とのことが言えなかったということだった。
俺が好きだと藍葉に言えなかった零。
否定されるのが怖かったと零は言っていた。
そして俺と付き合ったことも藍葉に言えなかった零。
藍葉は
”あたしは零のこと信じてた”
と
”あたし…もう…耐えられない”
と、言う言葉を残し零を置いて帰ってしまったらしい。
そしてかなり落ち込んでいる零。
そんな零に俺は
『大丈夫だよ…。
藍葉はお前のこと大好きなはずだから
ちゃんと思ってること伝えたら藍葉なら理解してくれる。』
と、なんの根拠もない言葉を送った。
零は不安そうな顔をしていた。
『自信持て!!
絶対大丈夫だから!
俺、ずっとここにいるからなんかあったら戻ってこい。』
俺は零の背中を押す。
そのまま行ってしまった零。
『俺…さすがじゃん??』
なんて自画自賛してみたり??