Love of space 1
俺は深呼吸をしてインターホンを押す
中から零の声がしてすぐにドアが開いた
『零…会いたかった…』
俺は零を抱きしめる
『なんでもっとわがままになんねぇの?』
零を抱きしめたまま呟く
「え……………??」
零は驚いている様子
『俺ずっと零から連絡くるの待ってた
なのにお前連絡してきてくんねぇんだもん』
俺は零を解放して目を見つめる
『だから俺来ちゃったじゃん』
ヤバイ………。
俺…あんなこと言えるのか?
もう気持ちが揺らいできちゃったじゃん…。
「どうしたの?先生??
なんかあったの…?」
零の心配そうな声。
そうだよ…零。
どうかしたんだよ……。
なんかったんだよ……。
ごめんな…零……。