Love of space 1
『今日休んでるヤツは……』
教室を見渡すと1つの席が空いている
そしてその近くの席のヤツは…零。
ってことはあそこは清水の席か。
と、誰がいないのか分かっているのに
『んーとっ、西城??
お前の前の席誰??』
なんて零に声をかける
「清水大和です」
『清水か……
ん。西城、ありがとな』
本当は西城なんて呼びたくない…。
零って名前で呼んでやりたい。
それから零から目が離れない
いつも目の端に零の姿が映っている
逸らそうと思っても無理なんだ…。
それくらいお前に未練たらたらなんだ。
俺…超格好悪ぃ
自分でも恥ずかしいくらいに格好悪ぃよな
零……好きだ…。
なんて授業中なのに心の中で叫んでみたり??