Love of space 1
『じゃあ俺は集まりあるんで先失礼します。』
俺は水谷先生の横を通り過ぎる
「頑張って下さいね、西城零と。」
ニヤッと笑う水谷先生。
俺はそんな水谷先生を無視し、会議室に向かう
俺は1番乗りだったらしくまだ誰もいない。
『朝倉せんせーっ!!
まじおもしれぇ話あるんだけど!!』
と言って何人かの生徒が入ってくる
『おもしろい話?!
なんだそれ!俺に教えろ~』
俺はそんな生徒の話に食いつく
まだ零は来ていない。
って、俺なに探してるんだ??
ダメじゃん…そんなことしちゃ。
「しつれーします。」
聞き慣れた声がして会議室に入ってきた1人の生徒。
姿が見えなくても誰か分かる。
紛れもなく零なんだ。
俺の待っていた人。
でも零は俺のいる場所から一番遠いところへ座った
やっぱり避けてる。
痛い…胸が張り裂けそうだ…。
好きな人に避けられるということが…
こんなにも痛いなんて思わなかった。