Love of space 1
『だけどさっき
”私も先生がいないとダメ”って言った…??
なぁ?!言ったよな?!?!』
あまりにも俺が興奮しているから零は驚いている。
でも突然意味不明な言葉を発した。
何事だ?と思ったら時間の話だった。
今の時刻は”7時30分”
驚くのも無理ないか…
さて、そんなことより
これからどうしようか…?
このまま告白しちゃうか??
俺はある決心をして零を自分の車に乗せ、家に向かった。
もちろん俺の家に。
そして家に着き零を部屋に入れる。
キョロキョロと俺の部屋を眺めている零がすごく愛おしく思えて
「え…先生?」
思わず抱きしめた。
『もう俺無理………』
分かったんだよ。
何が大切なのか…
頭で必死に忘れようとしても
体がお前を求めているんだよ。
俺とお前は教師と生徒で、
俺は我慢しなくちゃいけないかもしれない。
でも、やっぱり零が好きで…
何かあったら必ずお前を守る。
だからどうか俺の願いを聞いて。
俺は深く深呼吸をした。