Love of space 1
零の口から放たれた言葉は俺の妄想とは全然違った…
俺は気がゆるみソファに深く座り込む。
『零、こっちおいで』
もう我慢しなくていいのかと思うと無意味に零に触れたくなった。
こんなのが教師なんてやってていいのか…??
『なぁ…零。』
俺は零を膝に座らせ後ろから抱きしめた。
これだけは覚えてほしい。
そう思い俺は口を動かす。
『これからはもっと我が儘になっていいから。
俺のこと頼っていいから…
我慢だけはしないで??
そういう零を見てるのが一番辛いから。』
無理して笑う零を見ると俺の心は痛んだ。
俺よりももっと零は痛かっただろ?
だからもう我慢しないで…??
「ねぇ…先生??」
『ん?どうした…??』
俺は零の肩に顎を乗せる。