Love of space 1
話したあとに恥ずかしくなって
『本当のことを言うと
零のことを襲いそうになったから?
みたいな話でさ…』
と、照れ隠し。
まあ全部が全部照れ隠しなワケではない。
半分くらいは事実なワケで…
そして驚いて振り向いた零の顎を上に向かせる。
『でもこれだけは許して…』
そう囁き零に近づく。
【チュッ】
触れるだけの優しいキスをした。
目を開けた零に向かって一言。
『零のふぁーすときす、ゲット』
と言ってニヤッと笑う俺。
実はこれも照れ隠しだったり…??
それからぎゅーって抱きしめるのと
キスだけはしてもいいという約束を交わした。
俺はその夜。
ある決意をした。
それは―――