空から君へ
「一ノ瀬 絢です。好きなものは…たくさんありますっ」
俺たちには
残された時間しかない。
永遠だと信じたかったけど…。
でも俺は
宣告された命の期限を過ぎてもそこにいた。
いつも隣で笑っていた。
俺たちに
未来はある。
輝くものがすぐそこに・・・。
病気に負けなくて…
18になったら、約束通り結婚して…
ずっと
ずっと
笑顔でいる。
あいつの笑顔が、俺の隣で輝き続ける。
それが
俺の描いた
未来予想図だった―――…。