涙のカケラ






「これでよかったの?…ううん。よかったんだ」




…あたしは一人公園で泣き続けた。




そして、再び病院へ。




「…ただいま」




「おかえり、楽しかった?」



「うん」




「そう」




お母さんとの会話はこれだけ。もしかしたら、ちょっとお母さんに八つ当たりしてたのかもしれない。





「優人の馬鹿!!」



あたしは病室で…叫んだ。




優人に聞こえることはないのに…。









< 147 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop